解体される東京都知事公館 その1
東京都知事公館は、1947年に幕末の会津藩主松平容保(かたもり)の子で初代参院議長となった松平恒雄氏の渋谷区松濤の邸宅(木造)を、東京都が購入して知事公館としたらしいです。
現在の取り壊されている公館は、総工費12億円をかけて建て替えられ、鉄筋コンクリート造りで97年7月に完成。
5代目都知事の青島氏が1年7ヶ月ほど住み、6代目の石原氏は自宅からの週2、3回の出勤で公館には住むことなく、以降の知事も住まず、2015年に住友不動産へ土地と建物を約43億で売却されたとのことです。
解体される東京都知事公館 その2
ちなみに、解体されるまでの約20年間は、主の知事が住むことなく、役目を終えたことになります。なんだか勿体ないですね。
解体された後の利用がどうなるかは分かりませんが、住友不動産なので高級オクションが建つのかなぁ~と想像してしまいます。
《追記(2023年10月29日)》
都知事公館跡地の前を通ると、たまたま門が空いてました。
都知事公館跡地の景色
松濤の小高い場所にあるため、見晴らしが良いです。