今年もInteropへ行ってきました。
生憎の雨ということもあり、今日はチョット来場者が少ないかな?
お目当てのIMCに行き、一通り視察して基調講演に参加してきました。
進化するWebとInternetの関係
中村修氏(慶應大学教授)
瀧田佐登子氏(Mozilla Japan 代表理事)
大津谷亮祐(NTTコミュニケーションズ)
上記スピーカー3人による鼎談で、
インターネット屋の中村氏 vs Web屋の瀧田氏と大津谷氏といった構図?
以下に、取り留めもなく各自の発言をメモしておきます。
- Webに全てのモノがつながる。ウェブオブシングス(Web of Things)
- ウェブオブシングスとIOT(Internet of Things)の違いは何か?
- WebとInternetの垣根が無くなってきている。
- Web=Internet、WebはInternetを可視化したもの。
- ネットワーク(Internet)の価値を高めたのはWeb。
- アプリを自分で制作している今の若い人達に、Internet(TCP/IP,HTTP)の話しをしてもポカーンとしている。
- 今の若い人達にとってインフラとの境目はWebなのでは。
- WebのアーキテクチャーがOSのようになってきている?Web=OSとの概念で問題ないか?WebはOS化している。
- アプリでUDPを利用されると嵐のようなトラフィックが始まる。
- Googleが、新しくUDPベースで動く多重化トランスポートプロトコルのQUIC(Quick UDP Internet Connections)を提案、トラフィックが大きくなる。
- Web屋からトランスポート層への要求が高くなってきている。
- SiriはマルチパスTCPを利用している。
- Webでやりたいこと・できることが広がっている。Siri(マルチパスTCP)やGoogleマップなど、1アプリ(ユーザー?)で複数セッションをはる。
- アプリ制作者は、どのようなポリシーでアプリにセッションを張るか考えているのか?
- ネットワークに大きな影響を起こすアプリが今後増えてくるかもしれない。
- Webは表示速度を一番に気にするが何故?表示速度によって売り上げが左右されるといった論文もある。1分1秒でも素早くサクサク表示されることは重要。
- (まとめ)アプリ屋が必要な2つの課題、1.低レイヤーの知識、2.アプリの消費電力。
- (まとめ)レイヤー0~7まで分かるフルスタックエンジニアが必要。
締めに、「フルスタックエンジニア」は古風でお堅い感じがするからとのことで、
新しい名称を瀧田氏が提案してました。
フルスタックエンジニア⇒バーガーエンジニア
だ、そうです。。。