「子どもには勉強は教えるな」という本を読んでみて、印象に残った文章を、以下にメモしておきます。
子どもに勉強は教えるな
教育というのは保守的である。
だからこそ、「勉強しろ」と言ってはいけない。
我が子に勉強は教えてはいけない。
子育ての中で特に重要だと考える7つ
- 子どもはほめて育てる
- 子どもにどんどん話させる
- 親は子どもの話に熱心に耳を傾ける(話を引き出すこと)
- 子どもに親から愛されていると実感させる
- 家庭が子どもにとって落ち着ける場所にする
- 子どもをしっかり観察し、その特性をほめて伸ばす
- 親が自分の価値で子どもを否定しない
親が「勉強って楽しいよね」という感覚を、自分の中で一生懸命探して見つけるのが大事。
親はまず「勉強=義務」という考え方を捨てましょう。我が子を伸ばすには、まず親からも変わっていく必要がある。
親は子どもの発信する「好き」をその都度うけとめて、ほめて伸ばす。そして反応を見る。
親の価値観の枠に子どもをはようとせず、子どもが持っている尖った個性を尊重することが、自信のある子どもに育てる極意。
間違っても、子どもに「お母さんは嫌だね」とか「お父さんは良くない」など、悪口を聞かせてはならない。夫婦で意見が対立したときには、子どものいないところで大人同士じっくり話し合えばいい。
自信を持つということの大切さ。
子どもの学力を伸ばそうとして、自分が先生になって必死で教え込もうとする親がいますが、それはやめましょう。それより、親が生徒になって子どもに教えさせる。これほど確実な復習方法はない。
賢い子が育った家庭の親御さんは、子どもの話をしっかり聞いてやることで、子どもの脳をフル回転させていることになる。
親は、子どもの宿題に手を出すのではなく、相談に乗ってやるので十分。
中高一貫校を薦める最大の理由として、同世代の子どもたちとは異なった生き方や価値観に影響を受け、将来自分がどこを目指すのかを考える大きなきっかけとなるため。
親は決して一緒になって悪口を言わないこと。間違っても「嫌な先生で損したね」とか「違う先生になればいいのに」などと言ってはいけない。親がそう言えば、子どもはさらに教師に対して不信感を抱いてしまう。そんな相手の勉強を習ったところで授業に身に入るわけがない。
キッチンテーブルでの勉強は大いにあり。子どもが勉強を始めたら、テレビは消すこと。また、お母さんも一時仕事の手を止めて、一緒のテーブルで本を読むなどするのも、子どもの集中力を高めるのに効果があるかもしれない。
「どの学校に行ったとしても、あなたにとって望ましいところなんだよ」という価値観を持ち、それを子どもと共有すること。
合格の順位と出口での順位にはほとんど相関がなく、中高1年生の学年末の成績は、出口を予想するのに非常に重要な情報。
人間といのは、群居性の生き物なので、必ず何らかの集団に属します。だからこそ、その集団になじめるかなじめないかというのは、その後の幸福感に影響する。
子どもは、親が思っている以上に親の影響を受ける。そのことを心の隅に置いておくと良い。
子どもが経済的に自立するまでは、たとえ理不尽であっても「家のルールは絶対」でいい。
子どもの頃から、お金の大切さを伝えるのは親の大切な役目。
その子の尖った部分を見つけ、それをさらに引き出す、尖った部分をもっともっと尖らせるのが本来の親の仕事。
子どもの「好き」をどんどん伸ばしましょう。それが、将来の飛躍につながっていく。
子どもにはどんどん話をさせる環境を親が作らねばならない。そして、小さな失敗をたくさん経験させ、自分で考え実践する力をつけさせることこそが親の役目。
「子どもの手本になれたらいいな」という気持ちを胸のどこかに持っていると、子どもだけでなく、親自身も成長できる。