2016年5月2日月曜日

NAB2016 8K関連

日本や韓国でも4K放送が始まったばかりなので、欧米の放送事業者にとって8Kは、まだまだ先のサービスなのかもしれませんが、昨年に比べ8K関係の展示が増えたようです。

NHKも8Kシアターや中継車など、8Kメインで展示していましたが、South HALL(SU16202)の一番奥だったため、観に行く機会がなかったというか、たどり着けませんでした。。。

Canon 8K技術展示



Canonは、日本で行われたCanon EXPO 2015と同内容の展示を、NAB2016でも展示していましたが、Central HALLの中心で、8Kの文字がデカデカと踊っており、インパクトは大きかったと思います。

8K PRINT GALLERY


↑来場者は8K画質でプリントアウトされた画面を、虫眼鏡を使って見入ってました。

CINEMA EOS SYSTEM 8Kカメラ



今回の8Kで注目を集めたのは、中国メーカーのLEYARD(レイヤード:中国第1位、世界第2位のLEDディスプレイメーカー)で、LEDモニタの大きさと8Kの超高精細が他を圧倒していました。ただ、静止画での表示だったため、今後は8K映像で観てみたいですね。

LEYARD 8K LEDディスプレイ




↑人と比較したらディスプレイの大きさが分かるかと思います。

その他にも、アストロデザインやソシオネクスト、ドイツメーカーのSpin Digitalやcinegyなどが、8K関連の機器を展示しており、来年は更に多くのメーカーから8K関連が展示されると思われます。

アストロデザイン


↑8K SSD recorder

ソシオネクスト


↑世界初1チップ8K60p HEVCデコードLSIにて8K再生

Spin Digital


↑ソフトウェア8K60p/HEVC符号化技術、8K60p 4:4:4 10bit@250Mbpsを24コアCPUでリアルタイム再生

cinegy


↑独自コーデック(ダニエル)によりPCベースで8K再生

ちなみに、LEYARDは、TV Technology, Video Edge, Digital Video, Government Video, Sound & Video Contractorの6部門から、BEST of SHOWを受賞していました。