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2020年4月5日日曜日

仙川に大量の水を注ぎ込む野川宿

仙川は、小金井市貫井北町から、武蔵野市~三鷹市などを流れ、世田谷区鎌田で野川と合流して、多摩川へと注がれます。

野川宿橋下の仙川



その仙川ですが、野川宿橋から上流部は、治水目的の河川改修で湧水量は少なく、ほぼ枯れてます。

しかし、野川宿橋から下流部は、きれいな水が豊富に流れており、野川宿橋の袂から大量の水が、仙川へと注ぎ込まれてます。

野川宿橋の吐出口


↑自然の湧水が湧き出しているかのような演出

この場所で?凄い水量の湧水だなぁと思いましたが、実は、、、汲み上げられた水だったのです!

これは、丸池公園より下流の河床から現在も湧き出る湧水を、4ヶ所の取水口よりポンプアップして、中央自動車道付近の樋口取水場に設置されたポンプピットに貯留し、ポンプによって1,650m 上流の野川宿橋まで圧送水してます。ポンプは3基設置してあり、8時間毎にローテーション運転してます。

吐出口からの水量(動画)



ちなみに、仙川の由来ですが、かつては丸池などのたくさんの湧水を水源とする豊かな水量を誇る川であり、千釜(かま=湧水場所)の「せんがま」が転じて仙川(せんかわ)になったといわれます。

《参照》
三鷹市HPの仙川
https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/011/011247.html
環境省HPの「環境用水の導入」事例集
https://www.env.go.jp/water/junkan/case2/pdf/13.pdf

《追記(2020年4月19日)》

中央自動車道付近の樋口取水場に設置されたポンプピットの近くを通ったので、撮影してみました。

ポンプピット



近くには「天神山城跡」の緑地があり、今も湧水が出るだけあって自然豊かな場所です。

天神山城跡の緑地



湧水に誘われて、多くの生き物が集まるのでしょうか?

アオダイショウ



大きなアオダイショウが、仙川にかかる東一之橋近くのパイプの上で、日向ぼっこしてました。

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